診療支援
薬剤

ベネトクラクス新様式H
4291
venetoclax
ベネクレクスタ Venclexta(アッヴィ)
 :10・50・100mg

適応

1再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)

2急性骨髄性白血病

注意

1)2強力な寛解導入療法の適応となる急性骨髄性白血病患者における本剤の有効性及び安全性未確立

2)2添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,適応患者を選択

用法

1用量漸増期は第1週目に20mg,第2週目に50mg,第3週目に100mg,第4週目に200mg,第5週目に400mgを各々1日1回7日間食後.その後の維持投与期は400mgを1日1回食後(適減) 2〔アザシチジン併用〕用量漸増期は1日目に100mg,2日目に200mg,3日目に400mgを各々1日1回食後.その後の維持投与期は400mgを1日1回食後(適減) 2〔シタラビン少量療法併用〕用量漸増期は1日目に100mg,2日目に200mg,3日目に400mg,4日目に600mgを各々1日1回食後.その後の維持投与期は600mgを1日1回食後(適減) 注意

1リツキシマブ(遺伝子組換え)の投与が困難な場合を除き,維持投与期の開始からリツキシマブ(遺伝子組換え)と併用

1リツキシマブ(遺伝子組換え)以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は未確立

1副作用発現の場合,次の基準を参考に,本剤を休薬,減量,中止.尚一定期間休薬後に再開の場合,腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い,本剤の投与量を決定

a)副作用発現時の休薬等の目安(NCI-CTCAE v4.0に基づく)

1.Grade4の血液毒性(好中球減少,血小板減少及びリンパ球減少を除く):Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し,回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開.再開後に再発現の場合,Grade1以下に回復するまで休薬し,回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開

2.Grade3又は4の好中球減少:Grade1以下又はベース

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?