適応
CD30陽性の以下の疾患:ホジキンリンパ腫,末梢性T細胞リンパ腫
用法
〔未治療のホジキンリンパ腫〕ドキソルビシン塩酸塩,ビンブラスチン硫酸塩,ダカルバジンと併用にて,以下の用量を2週間に1回,最大12回点滴静注(適減) 成人1回1.2mg/kg 小児1回48mg/m2 〔未治療の末梢性T細胞リンパ腫〕シクロホスファミド水和物,ドキソルビシン塩酸塩,プレドニゾロンと併用にて,3週間に1回1.8mg/kgを最大8回点滴静注(適減) 〔再発又は難治性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〕3週間に1回1.8mg/kgを点滴静注(適減) 注意
①調製後の希釈液を30分以上かけて点滴静注
②好中球減少症発現の際は,以下の基準を参考に休薬
a)好中球数1,000/mm3以上→同一用法・用量で投与を継続
b)好中球数1,000/mm3未満→ベースライン又は1,000/mm3以上に回復するまで休薬
③未治療のホジキンリンパ腫
a)末梢神経障害発現の際は,以下の基準を参考に,休薬,減量,中止
1.Grade1(機能障害はなく,知覚障害,反射消失のみ)→成人・小児(同一用法・用量で継続)
2.Grade2(機能障害はあるが,日常生活に支障はない)→成人(0.9mg/kg)・小児(36mg/m2)に減量して継続
3.Grade3(日常生活に支障がある)→Grade2以下に回復するまで休薬,回復の際は,成人(0.9mg/kg)・小児(36mg/m2)に減量して投与再開.神経毒性を有する併用薬は,各添付文書を参照し,減量を考慮
4.Grade4(障害を来す感覚ニューロパチー,生命を脅かす又は麻痺を来す運動ニューロパチー)→中止
④未治療の末梢性T細胞リンパ腫
a)末梢神経障害発現の際は,以下の基準を参考に,休薬,減量,中止
1.Grade1→同一用法・用量で継続
2.Grade2→感覚ニューロパチー:同一用法・用量で継