適応
1CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫
2再発又は難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫
3再発又は難治性の皮膚T細胞性リンパ腫
注意
1)適応となる疾患の診断は,病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行う
2)12CCR4抗原は,フローサイトメトリー又は免疫組織化学染色法により検査を行い,陽性であることが確認されている患者のみに投与
3)1臨床試験に組み入れられた患者の病型及び予後不良因子の有無等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択
4)23臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択
用法
11回量1mg/kgを1週間間隔で8回点滴静注,他の抗悪性腫瘍剤と併用の際は,1回量1mg/kgを2週間間隔で8回点滴静注.尚,化学療法未治療例に対しては,他の抗悪性腫瘍剤を併用 21回量1mg/kgを1週間間隔で8回点滴静注 31回1mg/kgを1週間間隔で5回点滴静注し,その後は2週間間隔で点滴静注 注意
①投与時に現れることがあるinfusion reactionを軽減させる為,投与の30分前に抗ヒスタミン薬,解熱鎮痛剤,副腎皮質ホルモン剤等の前投与.infusion reactionを認めた場合は,直ちに投与の中断や投与速度の減速を考慮.再開は,必要に応じて投与速度を減じて慎重に投与.又,再開後にinfusion reactionが再度発現し投与を中止した場合には,本剤を再投与しない
②化学療法未治療の1の場合
a)単独投与での有効性・安全性未確立
b)本剤を含む癌化学療法は,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知の上で選択
③再発又は難治性の1又は23の場合:他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性・安全性未確立
!警告
1)施設緊急対応.医師造血器悪性