適応
骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌 注意
1)内臓転移のある前立腺癌における有効性及び安全性は未確立
2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択を行う
用法
1回55kBq/kgを4週間間隔で最大6回まで,緩徐に静脈内投与 注意
①外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は未確立
②副作用が現れた場合,重症度等に応じて以下の基準を考慮して,投与を延期又は中止図
③化学療法未治療で無症候性又は軽度症候性の骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌患者に対するアビラテロン酢酸エステル及びプレドニゾロン併用投与は推奨されない
!警告
施設緊急対応.医師癌化学療法及び放射線治療に十分な知識,経験.IC
注意
〈基本〉骨髄抑制が現れることがあるので,投与開始前及び投与中は定期的に血液検査,状態を十分に観察 〈適用上〉
①投与前
a)希釈又は他剤と混合しない
b)投与前に目視による確認を行い,注射液に変色や微粒子が認められる,容器に破損が認められる等,異常が認められる場合使用しない
②投与時
a)投与前後に静脈ラインを生食液でフラッシュする
b)投与量は以下の式で算出 投与量(mL)=体重(kg)×用量(55kBq/kg)/減衰係数※×1,100kBq/mL ※:添付文書の「有効成分に関する理化学的知見」の項参照
c)投与速度:約1分間かけて緩徐に静脈内投与
d)バイアルは1回限りの使用
〈取扱上〉医療法その他の放射線防護に関する法令,関連する告示及び通知(患者退出等を含む)等を遵守し適正に使用 〈その他〉
①放射線曝露により二次発癌や遺伝子異常のリスクが増加する可能性
②化学療法未治療で無症候性又は軽度症候性の骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌患者を対象に,アビラテロン酢酸エステル及びプレドニゾン(国内未承認)/プレドニゾロンとの併用で,本剤又はプラセボを投与する二重盲検
関連リンク