診療支援
薬剤

シクロスポリン新様式EH
3999
ciclosporin
サンディミュン Sandimmun(ノバルティス)
 内用液:10%(50mL/V) 点滴静注用:250mg/5mL/A

適応

1下記の臓器移植における拒絶反応の抑制

a)腎移植

b)肝移植

c)心移植

d)肺移植

e)膵移植

2骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制

3ベーチェット病(眼症状のある場合)

4尋常性乾癬(皮疹が全身の30%以上に及ぶもの又は難治性の場合),膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症,関節症性乾癬

5再生不良性貧血(重症),赤芽球癆

6ネフローゼ症候群(頻回再発型又はステロイドに抵抗性を示す場合)

注意

1)ネフローゼ症候群に投与する場合は,副腎皮質ホルモン剤に反応はするものの頻回に再発を繰り返す患者,又は副腎皮質ホルモン剤治療に抵抗性を示す患者に限る

2)再生不良性貧血に使用する場合は,16週間以上継続して投与する場合並びに寛解例で投与中止後に再燃したため再投与する場合の有効性及び安全性は,十分な評価が確立していないので,状態をみながら治療上の有益性が優先すると判断される場合にのみ投与

用法

1a)移植1日前から:1日9~12mg/kg 分1~2 以後:1日2mg/kgずつ減量 標準維持量:1日4~6mg/kg 1b)移植1日前から:1日14~16mg/kg 分2 以後:徐々に減量 標準維持量:5~10mg/kg 1c)~e)移植1日前から:1日10~15mg/kg 分2 以後:徐々に減量 標準維持量:1日2~6mg/kg 2移植1日前から:1日6~12mg/kg 分1~2 3~6カ月間継続後,徐々に減量し中止 31日5mg/kg 分1~2 以後1カ月毎に1日1~2mg/kgずつ減量又は増量 標準維持量:1日3~5mg/kg 41日5mg/kg 分2 有効な場合:1カ月毎に1mg/kgずつ減量 標準維持量:1日3mg/kg 51日量6mg/kg 分2 ►罹病期間が短い方が良好な治療効果が得られる可能性.目安として罹病期間が6カ月未満の患者を対象とすることが望ましい 61日2回 頻回再発型の

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