適応
心移植,腎移植,肝移植における拒絶反応の抑制
用法
〔心移植〕1日1.5mg 分2 (患者の状態やトラフ濃度によって増減) ►開始用量は1日量として3mgまで可 〔腎移植〕1日1.5mg 分2 (患者の状態やトラフ濃度によって増減) 〔肝移植〕1日1.5mg 分2 (患者の状態やトラフ濃度によって増減) ►原則,投与開始は移植後4週以降 注意
①食事の影響あり→服用は食後又は空腹時のいずれか一定の条件下で投与し,血中トラフ濃度を測定し,投与量を調節
②カルシニューリン阻害薬及び副腎皮質ホルモン剤と併用〔カルシニューリン阻害薬を併用しない場合,十分な効果が得られない恐れ.類薬(シロリムス)の試験にて,移植後3カ月後にシクロスポリンの投与を中止した腎移植患者で,急性拒絶反応の発現率がシクロスポリン投与を継続した患者に比べ有意に増加の報告.また海外臨床試験にて,移植5カ月目にタクロリムス投与を中止し