診療支援
薬剤

アバコパン新様式
3999
avacopan
タブネオス Tavneos(キッセイ)
 カプセル:10mg

適応

顕微鏡的多発血管炎,多発血管炎性肉芽腫症 注意抗好中球細胞質抗体陰性の顕微鏡的多発血管炎及び多発血管炎性肉芽腫症を対象とした臨床試験は未実施の為,ガイドライン等の最新の情報を参考に適切と判断される患者に投与

用法

1回30mg 1日2回 朝夕食後

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①適応疾患の治療に精通している医師の下で投与

②肝機能障害の発現があるので投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査を行い十分に観察

③投与中はニューモシスティス肺炎に対する適切な予防措置を考慮

患者背景

〈肝〉重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)(肝機能悪化があるので十分に観察しながら慎重に.本剤は主に肝臓で代謝.当該患者を対象とした臨床試験は未実施)

〈妊婦〉妊D非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施

相互

主としてCYP3A4により代謝.又CYP3A4に対して弱い阻害作用 〈併用注意〉

1)強い又は中程度のCYP3A4誘導剤(カルバマゼピン,フェニトイン,リファンピシン等),セイヨウオトギリソウ:本剤の血漿中濃度が低下し,本剤の効果減弱の可能性がある為,当該薬剤との併用は避け,CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮(当該薬剤等のCYP3A4誘導作用による)

2)強いCYP3A4阻害剤(イトラコナゾール,クラリスロマイシン,リトナビル等),グレープフルーツジュース:本剤の血漿中濃度増加の可能性.併用時には十分観察(当該薬剤及びジュースの強いCYP3A4阻害作用による)

3)シクロスポリンシロリムスタクロリムス等:治療域が狭くCYP3A4代謝薬との併用の際は,必要に応じて適切に血漿中濃度をモニタリング(本剤はCYP3A4の弱い阻害作用を有する)

飲食物

副作用

〈重大〉

1)肝機能障害(肝細胞損傷,胆汁うっ滞性肝炎等の重篤な肝胆道系障害,重篤な肝機能検査値上昇)

2)重篤な

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