適応
全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はそれ以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
用法
1回10mg/kgを1週間間隔で4回1時間かけて点滴静注.これを1サイクルとして繰り返す 注意
①次サイクル投与の必要性は,臨床症状等に基づき判断
②何らかの理由により投与が遅れた際には,予め定めた投与日から3日以内であればその時点で投与を行い,その後は予め定めた日に投与.予め定めた投与日から3日を超えていれば投与せず,次の予め定めた日に投与
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊血中IgG濃度が低下し,感染症の発現又は悪化がある.治療期間中及び治療終了後は定期的に血液検査の実施等十分に観察.又感染症の自他覚症状に注意し,異常が認められた際には,速やかに医療機関に相談するよう指導
②infusion reaction発現の可能性がある為,十分に観察し,異常が認められた際には投与速度を下げる又は中止し適切な処置
〈適用上〉
①調製時
a)次に従い患者の体重に基づいて,投与に必要なバイアル数及び生食の量を決定
1.患者あたりの投与量(mg)=患者の体重(kg)(体重が120kgを超える場合は120kgとして計算)×10mg/mL(体重あたりの投与量)
2.本剤の必要量(mL)=患者あたりの投与量(mg)/20mg/mL(本剤の濃度)
3.必要なバイアル数=本剤の必要量(mL)/20mL(1バイアルの容量)
4.必要な生食の量=125mL-本剤の必要量(mL)
b)調製方法
1.調製前にバイアル中が無色から微黄色の澄明又は僅かに乳濁した液であることを目視により確認.変色又は不溶性異物が認められる際は使用しない.バイアルは振盪しない
2.無菌的に希釈調製を行う
3.滅菌シリンジ及び滅菌針を使用して,適切な数のバイアル数から必要量を静かに抜き取る.バイアル中の残液は廃棄
4.抜き取った本剤を輸液バッグに移す
5.算出した量の生食を加えて希
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