適応
1診断及び治療を目的とする散瞳
2調節麻痺
用法
11回1~2滴点眼 又は1回1滴 3~5分おきに2回点眼 21回1滴 3~5分おきに2~3回点眼
禁忌
1)緑内障及び狭隅角や前房が浅い等の眼圧上昇素因(急性閉塞隅角緑内障の発作あり)
2)過敏症
注意
〈基本〉
➊散瞳又は調節麻痺→運転不可.サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう注意
〈適用上〉
➊仰臥位で結膜嚢内に点眼し,1~5分間閉瞼,涙嚢部を圧迫後開瞼
➋液が眼瞼皮膚等についた場合は,すぐに拭き取る
患者背景
〈合併・既往〉
①高血圧症又は動脈硬化症(血圧上昇作用により増悪)
②冠不全,心不全等の心臓疾患(β1作用により増悪)
③糖尿病(糖新生促進作用により増悪)
④甲状腺機能亢進症(心悸亢進,頻脈等の交感神経刺激症状が増悪)
〈妊婦〉妊B2有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止
〈小児〉
①全身の副作用が起こり易い
②低出生体重児では必要に応じて