適応
カンジダ属による以下の感染症
1〔フロリード〕口腔カンジダ症
2〔フロリード〕食道カンジダ症
3〔オラビ〕口腔咽頭カンジダ症
用法
〔フロリード〕1日200~400mg(ミコナゾール10~20g) 分4(食後・就寝前) 1口腔内にまんべんなく塗布.病巣が広範囲に存在する場合には,口腔内にできるだけ長く含んだ後,嚥下 2口腔内に含んだ後,少量ずつ嚥下 〔オラビ〕31回50mgを1日1回,上顎歯肉(犬歯窩)に付着して用いる 注意
①投与期間は原則として14日間
②〔フロリード〕7日間投与しても症状の改善がみられない場合は中止し,他の療法に切り替える
禁忌
1)過敏症
2)ワルファリンカリウム,ピモジド,キニジン,トリアゾラム,シンバスタチン,アゼルニジピン,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン,ニソルジピン,ブロナンセリン,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,リバーロキサバン,アスナプレビル,ロミタピド,ルラシドンを投与中
3)妊婦・妊娠
注意
〈適用上〉〔フロリード〕
①投与時
a)眼科用として,角膜,結膜には投与しない
b)義歯装着者では十分な効果が得られにくい場合があるので,よく義歯を洗浄し,義歯にも塗布
②投与後:含嗽,食物摂取を控える
〔オラビ〕
➊交付時
a)湿度の影響を受けやすいのでボトル包装品のまま交付
b)使用にあたり患者に具体的な使用方法,使用時の注意点,保管方法等を十分に説明
➋使用時
a)乾いた手でボトルから取り出し,上顎歯肉(犬歯窩)に付着する.飲み込んだり,なめたり,噛み砕いたりしない
b)付着方法は,刻印(L)のない面(曲面)を,上顎歯肉に置き,30秒間上唇の上から指で軽く押しながら本剤を保持し上顎歯肉に付着する.その後,数分間は舌で本剤を触らないようにする
c)いったん付着したら,徐々に溶解するので,そのままにしておく
d)次に使用す