適応
既存治療で効果不十分な以下の疾患
1尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症
2強直性脊椎炎
3X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎
注意1次のいずれかを満たす場合に投与
1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で効果不十分で,皮疹が体表面積の10%以上
2)難治性の皮疹,関節症状又は膿疱を有する
2既存治療薬(非ステロイド性抗炎症剤等)による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状及び炎症の客観的徴候が認められる場合に投与 3既存治療薬(非ステロイド性抗炎症剤等)による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状及び炎症の客観的徴候が認められる場合に投与
用法
1初回に160mgを皮下投与し,2~12週後までは1回80mgを2週間隔で皮下投与,以降は1回80mgを4週間隔で皮下投与.12週時点で効果不十分な場合は1回80mgを2週間隔で投与可 231回80mgを4週間隔で皮下投与 注意
①治療反応は通常投与開始から20週以内.20週以内に治療反応が得られない場合は治療計画の継続を慎重に再考
②他の生物製剤との併用の安全性及び有効性は未確立
③1投与開始から12週以降に2週間隔投与で治療反応が得られた場合は,4週間隔投与への変更を検討.尚,又,4週間隔投与へ変更後に効果不十分での投与間隔短縮の有効性は未確立
!警告
1)結核等の感染症を含む緊急時に対応できる医療施設において,本剤に十分な知識と乾癬治療の十分な知識・経験をもつ医師が,有益性が危険性を上回ると判断場合のみ使用.感染症のリスクを増大の恐れ,又結核の既往歴では結核を活動化させる恐れ.又,悪性腫瘍の発現の報告(因果関係不明).治療開始前に,完治させる薬剤でないことを含め,有効性及び危険性を十分説明,理解したことを確認
2)重篤な感染症(重篤なウイルス,細菌及び真菌等の報告.観察を行う等感染症の発症に注意