適応
1無又は低ガンマグロブリン血症
2以下のウイルス性疾患の予防及び症状の軽減:麻疹,A型肝炎,ポリオ
用法
11回100~300mg/kg 1月1回 筋注(増減) 21回15~50mg/kg 筋注(増減) 注意効能又は効果ごとの1回投与量及び投与液量は以下のとおり:1毎月100~300mg/kg体重/0.67~2.00mL/kg体重,21回15~50mg/kg体重/0.1~0.33mL/kg体重
禁忌
本剤の成分にショックの既往歴
注意
〈基本〉
①血漿分画製剤共通事項→ 1.患者への説明参照
②ショック等重篤な副作用→投与後の経過観察を十分に
〈検査〉各種供血者由来の免疫抗体が含まれているので,血中より一時検出されることあり→臨床診断に注意 〈適用上〉〔投与時〕
①筋肉内注射にのみ使用(静脈内に注射しない)
②筋肉内注射にあたっては,組織・神経などへの影響を避けるため,下記の点に注意
a)同一部位への反復注射は行わない.又小児等には特に注意
b)神経走行部位を避けるよう注意
c)注射針を刺入したとき,激痛を訴えたり,血液の逆流をみた場合は,直ちに針を抜き,部位をかえて注射
③使用後の残液は細菌汚染の恐れがあるので使用しない.本剤は細菌の増殖に好適な蛋白であり,保存剤が含有されていない
④不溶物の認められるもの又は混濁しているものは使用しない
〈取扱上〉〔記録の保存〕血漿分画製剤共通事項→ 2.記録の保存参照
患者背景
〈合併・既往〉
①本剤の成分に過敏症既往(やむを得ない場合以外は不可)
②IgA欠損症(抗IgA抗体保有では過敏反応の恐れ)
③溶血性・失血性貧血(ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状)
④免疫不全・免疫抑制状態(ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性貧血)
〈妊婦〉有益のみ(ヒトパ