診療支援
薬剤

人免疫グロブリン新様式E
6343
ガンマグロブリン γ-Globulin(武田)
グロブリン(日本血液)
 筋注:450mg・1.5g/3・10mL

適応

1無又は低ガンマグロブリン血症

2以下のウイルス性疾患の予防及び症状の軽減:麻疹,A型肝炎,ポリオ

用法

11回100~300mg/kg 1月1回 筋注(増減) 21回15~50mg/kg 筋注(増減) 注意効能又は効果ごとの1回投与量及び投与液量は以下のとおり:1毎月100~300mg/kg体重/0.67~2.00mL/kg体重,21回15~50mg/kg体重/0.1~0.33mL/kg体重

禁忌

本剤の成分にショックの既往歴

注意

〈基本〉

①血漿分画製剤共通事項 1.患者への説明参照

②ショック等重篤な副作用→投与後の経過観察を十分に

〈検査〉各種供血者由来の免疫抗体が含まれているので,血中より一時検出されることあり→臨床診断に注意 〈適用上〉〔投与時〕

①筋肉内注射にのみ使用(静脈内に注射しない)

②筋肉内注射にあたっては,組織・神経などへの影響を避けるため,下記の点に注意

a)同一部位への反復注射は行わない.又小児等には特に注意

b)神経走行部位を避けるよう注意

c)注射針を刺入したとき,激痛を訴えたり,血液の逆流をみた場合は,直ちに針を抜き,部位をかえて注射

③使用後の残液は細菌汚染の恐れがあるので使用しない.本剤は細菌の増殖に好適な蛋白であり,保存剤が含有されていない

④不溶物の認められるもの又は混濁しているものは使用しない

〈取扱上〉〔記録の保存〕血漿分画製剤共通事項 2.記録の保存参照

患者背景

〈合併・既往〉

①本剤の成分に過敏症既往(やむを得ない場合以外は不可)

②IgA欠損症(抗IgA抗体保有では過敏反応の恐れ)

③溶血性・失血性貧血(ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状)

④免疫不全・免疫抑制状態(ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性貧血)

〈妊婦〉有益のみ(ヒトパ

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