診療支援
薬剤

人C1-インアクチベーター新様式
6343
ベリナート Berinert(CSL)
 :P静注用500国際単位/V :皮下注用2,000国際単位/V

適応

1〔P静注用500〕遺伝性血管性浮腫の急性発作

2〔P静注用500〕侵襲を伴う処置による遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

3〔皮下注用2000〕遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

注意臨床試験において,侵襲を伴う処置による急性発作の発症抑制に対する有効性及び安全性は検討されていない

用法

►添付の注射用水全量で徐々に溶解(1バイアルにつき10mL) 11,000~1,500倍 緩徐に静注・点滴静注 ►数時間以内に効果の発現が認められないか,不十分な場合は500~1,000倍を追加投与.又24時間後でも症状の改善が不十分な場合には,症状に応じて繰り返し投与 2侵襲を伴う処置前の6時間以内に1,000~1,500国際単位を投与 31回体重1kg当たり60国際単位を週2回投与(添付の溶解液全量で溶解し,皮下投与) 注意3投与間隔は原則3~4日間隔

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①血漿分画製剤共通事項 1.患者への説明参照

②肝炎ウイルス等の感染症の危険性を完全に否定できない→肝障害発現の場合,処置

③アナフィラキシーあり→観察を十分に

④頻回輸注した場合,患者の血液中にC1-インアクチベーターに対するインヒビターの発生を完全に否定できない→観察を十分に

⑤侵襲を伴う処置による遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制を目的として投与する場合は処置中及び処置後も状態を慎重に観察.発作に備え体制を整えておく

➏在宅自己注射を行う場合,患者に投与方法及び製剤と医療機器の安全な廃棄方法を指導

a)自己投与の適用については,医師がその妥当性を慎重に検討し,十分な教育訓練を実施したのち,患者又は介護者が本剤投与による危険性と対処法について理解し,確実に投与できることを確認した上で,医師の管理指導のもとで実施.適用後,本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には,直ちに自己投与を

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