診療支援
薬剤

セファランチン
290
cepharanthine
セファランチン Cepharanthin(メディサ)
 :1mg :1% :10mg/2mL/A

適応

1放射線による白血球減少症

2円形脱毛症・粃糠性脱毛症

1放射線による白血球減少症

2円形脱毛症・粃糠性脱毛症

3滲出性中耳カタル

4まむし咬傷

用法

11日3~6mg 分2~3(増減) 21日1.5~2mg 分2~3(増減) 11日1回5~10mg 静注・皮下注(増減) 21回10mg 1週2回 静注・皮下注(増減) 31日1回2~5mg 静注・皮下注(増減) 41日1回1~10mg 静注(増減) ►重症化が予想される場合は,まむし抗毒素血清を使用することが望ましい

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉ショックの報告→問診,投与後観察 〈適用上〉

①静注時に熱感,血管痛→できるだけ緩徐に,必要に応じ生食液,糖液等で希釈

配合アルカリ性製剤,アルカロイドを沈殿させる他の製剤(サリチル酸製剤・抗生物質等)により沈殿→注意

〈小児〉慎重に(低出生体重児,新生児,乳児,幼児に対する安全性は未確立).添加剤としてベンジルアルコールを含有のため,静脈内大量投与(99~234mg/kg)で中毒症状(あえぎ呼吸,アシドーシス,痙攣等)が低出生体重児に発現報告(海外) 〈妊婦〉有益のみ(未確立) 〈授乳婦〉回避 〈高齢〉減量等慎重に

慎重

薬物過敏症又はその既往歴

副作用

〈重大〉ショック,アナフィラキシー(顔面潮紅,蕁麻疹,胸部不快感,咽頭浮腫,呼吸困難,血圧低下等)→中止し処置 〈その他〉

1)過敏症〔発疹,皮疹,浮腫(顔面,手足)〕→中止

2)消化器(食欲不振,胃部不快感,悪心,嘔吐,下痢)→減量又は休薬

3)肝臓(AST・ALT上昇)

4)内分泌(月経異常)

5)その他(頭痛,瘙痒感,めまい)

1)過敏症(発疹,皮疹)→中止

2)消化器(食欲不振,悪心)→減量又は休薬

3)その他(注射部位の疼痛・血管痛,発熱,頭痛,硬結)→減量又は休薬

作用

細胞膜を形成する脂質二重層へ取り込まれることにより,膜撹乱物質による細胞膜の流動性を

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