診療支援
薬剤

モルヒネ塩酸塩水和物新様式運転×
8114
morphine hydrochloride hydrate
アンペック Anpec(住友)  8114
 坐薬:10・20・30mg

適応

激しい疼痛を伴う各種癌における鎮痛

用法

1日20~120mg 2~4回に分割し直腸内投与(増減) ►初めてモルヒネ製剤として本剤を投与する場合は,1回10mgより開始が望ましい

禁忌

1)重篤な呼吸抑制(呼吸抑制増強)

2)気管支喘息発作中(気道分泌妨害)

3)重篤な肝障害

4)慢性肺疾患に続発する心不全(呼吸抑制・循環不全増強)

5)痙攣状態(てんかん重積症,破傷風,ストリキニーネ中毒)(脊髄の刺激効果が現れる)

6)急性アルコール中毒(呼吸抑制増強)

7)過敏症(本剤,アヘンアルカロイド)

8)出血性大腸炎〔腸管出血性大腸菌(O157等)・赤痢菌等の重篤な細菌性下痢では症状の悪化,治療期間の延長〕

9)ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内

注意

〈基本〉

①連用で薬物依存→慎重に

➋眠気,めまい→運転不可

③増量する場合は,予想される副作用(便秘,嘔気,眠気等)の対策を予め考慮→副作用に十分注

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