診療支援
薬剤

バルデナフィル塩酸塩水和物新様式運転△
259
vardenafil hydrochloride hydrate
バルデナフィル(富士化)
 :5・10・20mg
バルデナフィル(10・20 各社)

適応

勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持ができない患者) 注意

1)投与に際し,勃起不全及びその基礎疾患の診断のため,既往歴の調査や諸検査を行い,客観的な診断に基づき臨床上治療が必要とされる患者に限定

2)催淫剤又は性欲増進剤ではない

用法

1日1回10mgを性行為の約1時間前に経口 ►10mgで効果が得られず,忍容性が良好で器質性又は混合型勃起不全患者に対しては20mgに増量可能 ►高齢者(65歳以上),中等度の肝障害では,血中濃度が上昇→5mgを開始用量とし,最高用量は10mg ►1日の投与は1回とし投与間隔は24時間以上 注意

①CYP3A4を阻害する薬剤(マクロライド系抗生物質)との併用により,本剤の血漿中濃度上昇→投与量は5mgを超えない

②α遮断薬との併用により症候性低血圧の恐れ→α遮断薬による治療で状態が安定していることを確認し,低用量(5mg)から開始

!警告

1)硝酸剤或いは一酸化窒素(NO)供与薬(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)との併用により降圧作用が増強し,過度に血圧を下降させることあり.投与前に,硝酸薬或いは一酸化窒素(NO)供与薬が投与されていないことを十分確認し,本剤投与中及び投与後においても硝酸薬或いは一酸化窒素(NO)供与薬が投与されないよう十分注意

2)心筋梗塞等の重篤な心血管系の有害事象が報告されているので,投与の前に,心血管系障害の有無等を十分確認

禁忌

1)過敏症

2)硝酸薬或いは一酸化窒素(NO)供与薬(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)を投与中

3)心血管系障害を有する等性行為が不適当と考えられる患者

4)先天性のQT延長患者(QT延長症候群),クラスⅠA(キニジン,プロカインアミド,ジゾピラミド,シベンゾリン,ピルメノール)又はクラスⅢ(アミオダロン,ソタロール)の抗不整脈薬

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