診療支援
薬剤

アガルシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)新様式
3959
agalsidase alfa(genetical recombination)
リプレガル Replagal(武田)
 点滴静注用:3.5mg/3.5mL/V

適応

ファブリー病 注意ファブリー病と確定診断された患者のみ使用

用法

1回0.2mg/kgを隔週,点滴静注 注意

①生食で希釈した後に投与

②投与速度が速いとinfusion related reactionが発現し易いため,投与は40分以上かけて行う

!警告

‍ 重篤なアナフィラキシー発現の可能性→緊急時に十分対応できる準備をした上で投与を開始し,投与終了後も十分な観察.又,重篤なinfusion related reaction発現時は,中止し適切な処置

禁忌

本剤の成分又はα-ガラクトシダーゼ製剤に対するアナフィラキシーショックの既往歴

注意

〈基本〉

①蛋白質製剤であるため,アナフィラキシーショックが起きる可能性は否定できない→症状発現に備え,救急処置をとれる準備

②投与中又は投与終了後1時間以内にinfusion related reaction(主症状:発熱,倦怠感,四肢疼痛,胸部不快感,悪寒,顔面潮紅であり,頭痛,呼吸困難,腹痛,嘔気,胸痛,瘙痒,浮腫,蕁麻疹等のアレルギー反応を伴うことあり)→通常,治療開始2~4カ月で発現(1年以降に発現する例もあり)→必要に応じて投与を中断し,処置(抗ヒスタミン薬,副腎皮質ホルモン剤投与等).処置後は経過観察し,投与再開に際しては以下を考慮

a)infusion related reactionが不変又は悪化の際は,投与を再開しない.infusion related reactionに対する追加処置を考慮

b)infusion related reactionが軽快又は消失の際は,投与再開を考慮.再開の場合,必要に応じ投与速度を中断の1/2を目安として下げる

③infusion related reactionが発現した患者への次回投与に際して以下を考慮

a)前投薬(抗ヒスタミン薬,副腎皮質ホルモン剤等を投与1~3時間前に投与)処置

b)上記処置でもinf

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