適応
ミガーラスタットに反応性のあるGLA遺伝子変異を伴うファブリー病 注意
1)本剤はファブリー病と確定診断された患者に対して使用
2)投与開始に先立ち患者のGLA遺伝子変異のミガーラスタットに対する反応性を確認(添付文書上の「主要文献及び文献請求先」の問合先参照)
用法
12歳以上の患者には1回123mgを隔日経口 ►食事前後2時間を回避 注意
➊本剤の曝露量は食事の影響を受ける→食事の前後2時間を避けて投与
➋投与時刻は原則毎回一定とする.服用予定時刻に服用できなかった場合は,服用予定時刻から12時間以内に服用.服用予定時刻から12時間を超えた場合は次の服用予定日時から服用を再開
③酵素補充療法との併用に関する有効性及び安全性は未確立
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①投与中は定期的に腎機能,心機能,臨床検査値等の確認等経過を十分に観察し,効果が認められない場合は治療法の変更を考慮
〈その他〉雄ラットの受胎能及び初期胚発生に関する試験で,臨床推奨用量投与時の曝露量の0.163倍,1.5倍に相当の本剤の投与により,受胎率の低下(各々75%,55%)が認められた.受胎率の低下は投与中止4週間後に回復
患者背景
〈腎〉重度の腎機能障害は臨床試験から除外されている.血中濃度上昇の恐れから投与は推奨されない
〈妊婦〉妊B3有益のみ(動物において臨床推奨用量投与時の曝露量の244倍以上に相当する本剤の投与により,母動物毒性が発現し,着床後胚死亡率の増加,体重減少,流産,骨化遅延,軽微な骨異常の増加等が認められた) 〈授乳婦〉非推奨(ラットで乳汁移行の報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉慎重に
副作用
〈その他〉
1)心臓(動悸)
2)耳及び迷路(回転性めまい)
3)胃腸(下痢,悪心,腹痛,便秘,口内乾燥,便意切迫,消化不良)
4)一般・全身(疲労,疼痛)
5)臨床検査(血中CK増加,体重増加)
6)筋骨格系及び結合組織(筋痙