適応
1外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症
2肺動脈性肺高血圧症
注意使用にあたっては,最新の慢性血栓塞栓性肺高血圧症又は肺動脈性肺高血圧症に対する治療ガイドラインを参考に投与の要否を検討 2肺動脈性肺高血圧症のWHO機能分類クラスⅣにおける有効性及び安全性は未確立
用法
〔用量調節期〕1回1.0mg1日3回開始.2週間継続して収縮期血圧が95mmHg以上で低血圧症状を示さない場合には,2週間間隔で1回用量を0.5mgずつ増量するが,最高用量は1回2.5mg1日3回までとする.収縮期血圧が95mmHg未満でも低血圧症状を示さない場合は,現行の用量を維持するが,低血圧症状を示す場合には,1回用量を0.5mgずつ減量 〔用量維持期〕用量調節期に決定した用量を維持.用量維持期においても,最高用量は1回2.5mg1日3回までとし,低血圧症状を示すなど,忍容性がない場合には,1回用量を0.5mgずつ減量 注意
①状態に応じ1回1.0mg1日3回より低用量からの開始も考慮
②投与間隔は約6~8時間間隔が望ましい.但し,1回の服用を忘れた場合には,次回の服用時刻に1回用量を服用
③3日間以上投与が中断した場合,再開時には,開始時の用量を考慮し,添付文書の「用法・用量」に従い用量調節
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
3)重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)
4)重度の腎機能障害(Ccr<15mL/min)又は透析中の患者
5)硝酸薬又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)を投与中
6)ホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤投与中
7)アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール,ボリコナゾール),オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビルを投与中
8)可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬(ベルイシグアト)を投与中
注意
〈基