診療支援
薬剤

タファミジス新様式
219
tafamidis
ビンマック Vynmac(ファイザー)
 カプセル:61mg

適応

トランスサイレチン型心アミロイドーシス(野生型及び変異型) 注意

1)適用に際し最新のガイドラインを参照し,トランスサイレチンアミロイドーシスの確定診断を確認

2)肝移植後の患者における有効性・安全性は未確立.臨床試験での使用経験がない

3)トランスサイレチン型心アミロイドーシスによる心不全患者に使用.又添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,臨床試験の選択基準等を十分理解の上,適応患者の選択を行う

4)NYHA心機能分類Ⅲ度の患者では,同分類Ⅰ・Ⅱ度の患者より相対的に有効性が低い可能性→本剤の作用機序及び臨床試験で示唆されたNYHA心機能分類と有効性の関係を十分に理解し,患者の状態を考慮した上で投与の要否を判断

5)NYHA心機能分類Ⅳ度の患者における有効性・安全性は未確立

用法

1回61mgを1日1回経口 注意

①忍容性が認められず減量が必要な際には,タファミジスメグルミン20mg含有製剤を使用.又減量時にはタファミジスメグルミン20mg含有製剤の添付文書を参照

②本剤とタファミジスメグルミン20mg含有製剤との取り違えに注意.本剤1カプセル投与時の血漿中タファミジス濃度はタファミジスメグルミン20mg含有製剤4カプセル投与時に相当

③タファミジスメグルミン20mg含有製剤から本剤に切り替える際,タファミジスメグルミン80mgを投与又はタファミジスメグルミン80mgの投与が必要な患者に限り本剤1カプセルへの切り替え可

禁忌

過敏症

注意

〈適用上〉

➊噛まずに服用

➋タファミジスメグルミン20mg含有製剤から本剤に切り替える際は,飲み間違えのないよう用法・用量を十分説明

患者背景

〈肝〉重度の肝機能障害(臨床試験は未実施) 〈生殖〉避妊(女性1カ月)

〈妊婦〉妊D有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施

相互

乳癌耐性蛋白(BCRP)に対して阻害作用を示す 〈併用注意

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