診療支援
薬剤

メチロシン新様式運転×
219
metirosine
デムサー Demser(小野)
 カプセル:250mg

適応

褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態の改善 注意本剤は次の何れも満たす場合に使用する

1)既存の交感神経受容体遮断薬による治療では十分な治療効果が得られていない

2)外科手術前の処置,外科手術が適応とならない患者の管理,悪性褐色細胞腫患者の慢性的治療を目的とする

用法

成人及び12歳以上の小児には1日500mgから経口開始.効果不十分な場合は経過を十分に観察しながら3日間以上の間隔で1日250mg又は500mgずつ漸増し,患者の尿中カテコールアミン量及び症状の十分な観察の下,適宜増減.但し1日最高用量は4,000mg,1回最高用量は1,000mg,投与間隔は4時間以上とし1日500mgは1日2回,1日750mgは1日3回,1日1,000mg以上は1日4回に分割 注意

①原則として交感神経受容体遮断薬と併用して使用

②開始時及び用量調節時にカテコールアミンの指標である尿中のメタネフリン量,ノルメタネフリン量を測定し,投与開始前の測定値から50%以上減少する投与量を目安として維持用量を決定.尚,維持用量は尿中のアドレナリン,ノルアドレナリン,バニリルマンデル酸の測定値,血圧,患者の自覚症状等も参考に総合的に判断して決定.又,本剤開始時及び用量調節時は特に慎重に患者の状態を観察し副作用の発現等に注意

③尿中のメタネフリン量,ノルメタネフリン量は適切に採取された24時間蓄尿検体を用いる等,精度の高い評価方法により測定

④本剤は主に腎臓で排泄される為,中等度腎機能障害(eGFR≧30mL/分,<60mL/分)のある患者では3日間以上の間隔をおいて1日250mgずつ慎重に漸増

⑤患者の年齢,腎機能,心機能等から本剤による副作用の発現リスクが高いと考えられる場合は1日500mgより低用量からの投与開始を考慮し慎重に投与

⑥4日間以上休薬した後,投与再開の場合は用法の項に従って1日500mg以下から開

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