今日の診療
治療指針

ナルデメジントシル酸塩


特 徴

 経口末梢性μオピオイド受容体拮抗薬.癌性疼痛に対してオピオイド鎮痛薬が投与されるが,その際,半数近くの患者が便秘に悩まされることになる.モルヒネ塩酸塩,オキシコドン塩酸塩,フェンタニルクエン酸塩などのオピオイドは,脳内のμオピオイド受容体に結合して鎮痛作用を発揮する.しかし同時に,腸管に存在する末梢のμオピオイド受容体にも結合して腸管の活

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