適応
1各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作並びに混合発作)及びてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)
2躁病および躁うつ病の躁状態
3片頭痛発作の発症抑制
注意3
1)片頭痛の急性期治療のみでは日常生活に支障を来している患者にのみ投与
2)発現した頭痛発作を緩解する薬剤ではない.投与中に頭痛発作が発現した場合には必要に応じ頭痛発作治療薬を頓用させる.投与前にこのことを患者に十分に説明
用法
121日400~1,200mg 分2~3 増減 徐錠デパケンR:分1~2 セレニカ:分1 徐顆分1 31日400~800mg 分2~3 徐錠デパケンR:分1~2 セレニカ:分1 徐顆分1 ►増減 ►1日量として1,000mgを超えない 注意23週間以上の長期使用については,国内外の臨床試験で明確なエビデンスは得られていない ►風味図
禁忌
1)重篤な肝障害
2)カルバペネム系抗生物質を投与中
3)尿素サイクル異常症(重篤な高アンモニア血症)
4)3妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①重篤な肝障害(投与後6カ月以内に多い)→十分に観察.連用中は定期的に肝機能検査.肝障害とともに急激な意識障害出現あり→直ちに処置
②高アンモニア血症を伴う意識障害→定期的にアンモニア値を測定するなど観察を十分に
③連用中は定期的に腎機能検査,血液検査
➍眠気,注意力・集中力・反射運動能力等低下→運転不可
⑤バルプロ酸Na製剤を使用中の患者において使用薬剤を切り替える場合,血中濃度が変動することがあるので,血中濃度を測定することが望ましい
⑥1連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,てんかん重積状態が現れることがあるので,投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に
⑦3頭痛発作の消失・軽減により日常生活への支障がなくなったら一旦投与を中止し継続の必要性について検討.症状の改善が認められない場合には漫然と投与しない
〈適用上