適応
内本態性高血圧症 注1手術時の異常高血圧の救急処置 2高血圧性緊急症 3急性心不全(慢性心不全の急性増悪を含む)
用法
内錠散1回10~20mg 1日3回 徐カ1回20~40mg 1日2回 注生食又は5%ブドウ糖で希釈し,0.01~0.02%(0.1~0.2mg/mL)溶液を点滴静注 12~10μg/kg/分の点滴速度で開始し,目的値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節.尚,急速に血圧を下げる必要がある場合は,原液のまま10~30μg/kgを静脈内投与 20.5~6μg/kg/分の点滴速度で投与.尚,投与に際しては0.5μg/kg/分より開始し,目的値まで血圧を下げ,以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節 31μg/kg/分の点滴速度で投与.尚,患者の病態に応じて0.5~2μg/kg/分の範囲で点滴速度を調節 注意
①〔高血圧性緊急症〕
a)投与により目的の血圧が得られた後,引き続いて降圧治療が必要で経口投与が可能な場合は,経口投与に切替
b)投与終了後に血圧が再上昇する為,終了する際は徐々に減量し,終了後も血圧を管理.尚,経口投与に切替後にも血圧の再上昇等に留意
②〔急性心不全〕投与によっても,期待された改善がみられない場合は中止し,他の治療法(利尿薬,陽性変力作用を持つ強心薬,血管拡張薬等の静脈内投与又は機械的補助循環等)に切替等,必要な措置を講じる
!警告
注脳出血急性期及び脳卒中急性期で頭蓋内圧が亢進している患者に投与する場合,緊急対応が可能な医療施設において,最新の関連ガイドラインを参照しつつ,血圧等の患者状態をモニタリングしながら投与
禁忌
内
1)頭蓋内出血で止血が完成していないと推定(出血が促進)
2)脳卒中急性期で頭蓋内圧が亢進(頭蓋内圧が高まる)
3)妊婦・妊娠
注〔共通〕過敏症 〔急性心不全〕
1)高度な大動脈弁狭窄・僧帽弁狭窄,肥大型閉塞性心筋症,