頻度 よくみる
GL胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021(改訂第3版)
ニュートピックス
・内科的治療が無効な場合や維持療法が必要なGERDに対して,内視鏡的逆流防止粘膜切除術が保険適用となった.
治療のポイント
・GERD患者の治療目標は,症状のコントロールと生活の質の改善に加えて,貧血・出血・食道狭窄・バレット食道・バレット食道腺癌の合併症の予防である.
・GERD治療の第1選択薬は,酸分泌抑制薬(従来型PPI:proton pump inhibitorとP-CAB:potassium-competitive acid blocker)である.重症逆流性食道炎,軽症逆流性食道炎および非びらん性胃食道逆流症の3つの病態に分類して,酸分泌抑制薬投与の治療戦略をたてる.
・酸分泌抑制薬治療と並行して,GERDのリスク因子を軽減するための食事および生活指導を行う.
・日常診療で治療に難渋するPPI
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/ボノプラザンフマル酸塩《タケキャブ》
- 治療薬マニュアル2024/エソメプラゾールマグネシウム水和物《ネキシウム》
- 治療薬マニュアル2024/ラベプラゾールナトリウム《パリエット》
- 治療薬マニュアル2024/六君子湯
- 治療薬マニュアル2024/アコチアミド塩酸塩水和物《アコファイド》
- 治療薬マニュアル2024/アルギン酸ナトリウム《アルロイドG》
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム《マーロックス マルファ》
- 今日の治療指針2024年版/同種薬の特徴と使い分け─消化性潰瘍治療薬(H2受容体拮抗薬,プロトンポンプ阻害薬)
- 今日の治療指針2024年版/胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍
- 今日の治療指針2024年版/消化管疾患のガイドライン【GERD】
- 臨床検査データブック 2023-2024/食道炎
- 新臨床内科学 第10版/(1)胃食道逆流症
- 新臨床内科学 第10版/(4)その他
- 今日の診断指針 第8版/胃食道逆流症・食道炎・食道潰瘍・食道裂孔ヘルニア