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GL急性膵炎診療ガイドライン2021(第5版)
治療のポイント
・診断基準に基づいて診断を行うとともに,病歴聴取,血液検査および画像検査により成因を検索する.
・急性膵炎と診断した場合は原則入院治療を行う.入室前より呼吸・循環器モニタリングと初期治療をすみやかに開始する.
・予後因子およびCTにて重症度判定を行い,重症度に応じたモニタリングおよび治療を行う.また,初診時に軽症であってものちに重症化するリスクがあり,経時的(特に48時間以内)に繰り返し重症度判定を行う.
・自施設で対応が困難である場合は,すみやかに重症急性膵炎に対応可能な施設への転送を考慮する.
・急性膵炎の病態は病期により異なり,急性期を過ぎたあとでも感染合併症への注意が必要である.
・Pancreatitis Bundles 2021を遵守した診断と治療を心がける.
◆病態と診断
A病態
・急性膵炎は,アルコールや胆石などさま
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