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GL脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕
治療のポイント
・脳梗塞はその病型や病態に応じて再発予防法は多様であり,その患者の脳梗塞発症原因を特定し,適切な予防法を選択する必要がある.
・再発予防は主として危険因子管理と抗血栓療法から成り立つ.
・危険因子とは高血圧,糖尿病,脂質異常症,喫煙,大量飲酒などである.
・抗血栓療法には抗血小板薬と抗凝固薬とがあり,原則として非心原性脳梗塞には抗血小板薬,心原性脳塞栓症には抗凝固薬が用いられる.
・出血素因を有する80歳以上の非弁膜症性心房細動患者では低用量DOAC(エドキサバン15mg/日の投与)が可能となった.
◆病態と診断
A病態
・脳梗塞とは脳の動脈の閉塞などの異常により脳組織に虚血性の障害が生じた病態である.
・脳梗塞の臨床病型分類としてはNINDS-Ⅲの分類が一般的であり,穿通枝のリポヒアリノーシスを原因とするラクナ梗塞,主幹動脈の
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