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GL嗅覚障害診療ガイドライン(2017)
ニュートピックス
・COVID-19による嗅覚障害は,半年以上(症例によっては2年以上)続くことがある.
・好酸球性副鼻腔炎(厚生労働省難病指定疾患)に対する抗IL-4/13受容体抗体製剤(デュピルマブ)による治療は,嗅覚障害への有効性が高い.
治療のポイント
・嗅覚障害の原因・病態を判断し,原因・病態に応じた治療を行う.
・嗅覚障害の原因によっては,治療効果が乏しいまたは効果が期待できない場合がある.
・COVID-19による嗅覚障害に対しても,病態に応じた治療を行う.
◆病態と診断
A病態
・嗅覚障害は病態別に,①気導性嗅覚障害,②嗅神経性嗅覚障害,③中枢性嗅覚障害に分けられる.
・気導性嗅覚障害は,「鼻づまり」によりにおい分子がにおい受容体のある嗅粘膜に到達しないために生じる嗅覚障害である.アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(特にポリープを伴う),鼻腔腫
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