診療支援
薬剤

リドカインE
1214
lidocaine
キシロカイン(サンドP)  1214
 :0.5・1・2%(各10mL/V)
 ポリアンプ:0.5・1・2%(各5・10mL/A)
リドカイン(0.5・1・2% シオノギ),キシロカイン(シリ0.5・1% ニプロ),リドカイン塩酸塩(0.5・1・2% 各社)

適応

1〔0.5%〕硬膜外麻酔,伝達麻酔,浸潤麻酔,上肢手術における静脈内区域麻酔

2〔1%,2%〕硬膜外麻酔,伝達麻酔,浸潤麻酔,表面麻酔

用法

基準最高用量(増減):1回200mg(0.5%注40mL,1%注20mL,2%注10mL) 〔硬膜外麻酔〕0.5%注:25~150mg(5~30mL) 交感神経遮断には25~100mg(5~20mL) 1%注:100~200mg(10~20mL) 2%注:200mg(10mL) 〔伝達麻酔〕0.5%注:15~200mg(3~40mL) 指趾神経遮断には15~50mg(3~10mL) 肋間神経遮断には25mg(5mL)まで 1%注:30~200mg(3~20mL) 指趾神経遮断には30~100mg(3~10mL) 肋間神経遮断には50mg(5mL)まで 2%注:40~200mg(2~10mL) 指趾神経遮断には60~120mg(3~6mL) 〔浸潤麻酔〕0.5%注:10~200mg(2~40mL) 1%注:20~200mg(2~20mL) 2%注:40~200mg(2~10mL) 〔表面麻酔〕1%・2%注:適量を塗布又は噴霧 〔静脈内区域麻酔(上肢手術)〕0.5%注:200mg(40mL)まで

禁忌

〔A:硬膜外,B:浸潤・伝達,C:表面,D:上肢手術における静脈内区域麻酔〕 

1)大量出血,ショック(過度の血圧低下)(A)

2)注射部位又は周辺の炎症(化膿性髄膜炎症状)(A)

3)敗血症(敗血症性の髄膜炎)(A)

4)過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)(A,B,C,D)

注意

〔A:硬膜外,B:浸潤・伝達,C:表面,D:上肢手術における静脈内区域麻酔〕

〈基本〉

①ショック或いは中毒症状→十分な問診により全身状態の把握,直ちに救急処置のとれる準備.事前に静脈路確保(A,B,C,D)

②ショック又は中毒症状防止のため以下の点に留意

a)全身状態の観察(A,B,C

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