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診断

13 胆囊ポリープ・胆囊癌

胆囊ポリープ

胆囊ポリープは偶発的に発見されることが多い良性所見であるが,胆囊癌の除外が重要である.

人間ドックにおける腹部超音波の異常所見


胆囊癌

超音波検査は簡便性と診断特性に優れた検査である.

中年以降で10mm以上のポリープや広基性ポリープがあれば,胆囊癌のリスクが高い.

超音波検査で胆囊癌が疑わしければ手術が勧められる.

胆道癌(胆囊癌と胆管癌を含む)の年齢階級別罹患率(2018年)


胆囊ポリープが胆囊癌であるリスク要因

ポリープの大きさ≦4.15mmでは胆囊癌のリスクはほぼないが,6-10mmでは4%,11-15mmでは33%,20mm以上では88%が胆囊癌である〔Surgeon. 2016 Oct;14(5):278-86. PMID:26825588(メタ解析)〕.


胆囊癌の診断

CTは病期分類には有用である〔Clin Imaging. 2013 Mar-Apr;3

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