胆囊ポリープ
◉胆囊ポリープは偶発的に発見されることが多い良性所見であるが,胆囊癌の除外が重要である.
●人間ドックにおける腹部超音波の異常所見図
胆囊癌
◉超音波検査は簡便性と診断特性に優れた検査である.
◉中年以降で10mm以上のポリープや広基性ポリープがあれば,胆囊癌のリスクが高い.
◉超音波検査で胆囊癌が疑わしければ手術が勧められる.
●胆道癌(胆囊癌と胆管癌を含む)の年齢階級別罹患率(2018年)図
●胆囊ポリープが胆囊癌であるリスク要因図
▶ポリープの大きさ≦4.15mmでは胆囊癌のリスクはほぼないが,6-10mmでは4%,11-15mmでは33%,20mm以上では88%が胆囊癌である〔Surgeon. 2016 Oct;14(5):278-86. PMID:26825588▶(メタ解析)〕.
●胆囊癌の診断図
▶CTは病期分類には有用である〔Clin Imaging. 2013 Mar-Apr;3