診療支援
診断

22 原発性アルドステロン症

原発性アルドステロン症

病歴や身体所見で診断を下すことは不可能である.

低カリウム血症は1/4の症例でしか認められない(K<4.0mEq/Lでは低カリウム血症傾向と考える).

アルドステロン/レニン活性>(100〜)200{もしくはアルドステロン/レニン定量比≧(20〜)40}かつアルドステロン≧60pg/mLがスクリーニング検査として有用である.

β遮断薬と利尿剤は検査前に休薬が望ましい.

局在診断にはCT,MRI,副腎静脈サンプリングが有用である.

低カリウム血症は24.6%で認められる〔Hypertens Res. 2004 Mar;27(3):193-202. PMID:15080378〕.


スクリーニング検査

同じアルドステロン(PAC)高値であっても原発性アルドステロン症ではレニンは抑制(<1ng/mL/h)され,腎血管性高血圧では高レニン血症(≧3.0ng/mL/h)となる

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?