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15 副腎不全

副腎不全の原因

原発性副腎不全は自己免疫性が多いが,古典的には結核やWaterhouse-Friderichsen症候群も重要である.

副腎不全の原因(n=423)

結核性副腎不全では結核罹患の32±15年後に副腎不全を発症する.結核性副腎不全では副腎の石灰化もしくは腫大を78.6%で認める(副腎石灰化は67.9%,副腎腫大は60.9%)が,特発性原発性副腎不全ではいずれも0%である〔Intern Med. 1994 Oct;33(10):602-6. PMID:7827375〕.その他に播種性真菌感染症,HIV感染症も原発性副腎不全の原因となる.

両側副腎腫瘤がある場合は,肺癌(35%),大腸癌(20%),乳癌(15%)の副腎転移や,悪性リンパ腫(10%)を想起する〔Heliyon. 2019 May 29;5(5):e01783. PMID:31193734(メタ解析)〕.

両側

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