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4 ピロリン酸カルシウム結晶沈着症

ピロリン酸カルシウム結晶沈着(CPPD)症の疫学

高齢者において変形性関節症を素因として発症することが多いが,若年者ではFe・Ca・P・Mgの代謝異常(原発性副甲状腺機能亢進症など)を考える必要がある.

ピロリン酸カルシウム結晶沈着症の疫学

退役軍人における有病率は0.52%である〔Arthritis Care ResHoboken). 2017 Sep;69(9):1400-6. PMID:27898996〕.

ピロリン酸カルシウム結晶沈着症の発症年齢


ピロリン酸カルシウム結晶沈着症のリスク要因

若年者では低ホスファターゼ症も鑑別に加えるべきである.


低ホスファターゼ症(指定難病172);厚生労働省作成の診断基準等

骨のくる病変化,乳歯の早期脱落などを呈する疾患で血清ALP低値が特徴的である.周産期にビタミンB6依存性けいれんを引き起こす重症型から,成人となってから骨折やCPPD症

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