診療支援
診断

6 好酸球増加

好酸球増加

好酸球≧500/μLは好酸球増加症(eosinophilia),好酸球≧1,500/μLで過好酸球増加症(hypereosinophilia)とよぶ.

末梢血の好酸球≧1,500/μLが1か月以上の間隔を空けて確認された場合や,骨髄の好酸球>有核細胞の20%,好酸球の組織への広範な浸潤,好酸球顆粒蛋白(EGP)の著明な沈着のいずれかがあればhypereosinophiliaと定義する〔J Allergy Clin Immunol. 2012 Sep;130(3):607-12. e9. PMID:22460074〕.

好酸球増加が顕著であるほど臓器障害のリスクが高いため,好酸球>5,000/μLでは無症状であっても慎重に対応したほうがよい.

好酸球≧20,000/μLでは骨髄疾患の可能性が高くなる.


好酸球増加の原因

好酸球増加の原因にはアレルギー疾患,薬剤,寄生虫などの感染症

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?