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12 肺結核

肺結核の症候

2週間以上6か月以内の咳嗽や,発症時期のはっきりしない亜急性発症の肺炎では結核を考える.

体重減少,寝汗,血痰を伴う肺炎や,抗菌薬に不応の肺炎では,肺結核の可能性が高くなる.

特に高齢者では呼吸器症状が乏しいことが多く,不明熱や体重減少,寝汗の原因として肺結核を忘れてはならない.

活動性肺結核における診断までの期間(2020年,n=6,807例)

医療情勢により診断までの期間は大きく異なる.例えばマレーシアでは肺結核の49%が症状出現から診断までに6か月以上を費やしている〔Med J Malaysia. 2004 Mar;59(1):56-64. PMID:15535337〕.


年齢による肺結核の病歴の違い

免疫不全患者では熱が少なく,呼吸困難が多い〔J Infect Chemother. 2007 Dec;13(6):405-10. PMID:18095090〕.


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