特発性縦隔気腫の疫学
◉特発性縦隔気腫は自然気胸と類似し,やせ型の若年男性に多い.
◉予後は非常に良好である.
◉胸腔内圧が上昇するような労作,咳,嘔吐が発症の誘因となることが多いが,1/3は誘因が確認できない.
◉嘔吐後の発症では特発性食道破裂(☞B-5→)との鑑別が重要である.
●頻度
▶入院12,850中1例の頻度〔Thorax. 1983 May;38(5):383-5. PMID:6879488▶〕.
▶救急外来では29,670人中1例〔Chest. 2005 Nov;128(5):3298-302. PMID:16304275▶〕~44,511人中1例〔Eur J Cardiothorac Surg. 2007 Jun;31(6):1110-4. PMID:17420139▶〕の頻度.
●平均22.8歳で男性が73.7%を占める〔Asian Cardiovasc Thorac Ann. 201