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診断

19 特発性縦隔気腫

特発性縦隔気腫の疫学

特発性縦隔気腫は自然気胸と類似し,やせ型の若年男性に多い.

予後は非常に良好である.

胸腔内圧が上昇するような労作,咳,嘔吐が発症の誘因となることが多いが,1/3は誘因が確認できない.

嘔吐後の発症では特発性食道破裂(☞B-5)との鑑別が重要である.

頻度

入院12,850中1例の頻度〔Thorax. 1983 May;38(5):383-5. PMID:6879488〕.

救急外来では29,670人中1例〔Chest. 2005 Nov;128(5):3298-302. PMID:16304275〕~44,511人中1例〔Eur J Cardiothorac Surg. 2007 Jun;31(6):1110-4. PMID:17420139〕の頻度.


平均22.8歳で男性が73.7%を占める〔Asian Cardiovasc Thorac Ann. 201

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