診療支援
治療

稽留性肢端皮膚炎
Acrodermatitis continua
鎌田 昌洋
(帝京大学准教授)

病態

 アロポー(Hallopeau)稽留性肢端皮膚炎とよばれることもある.まれな疾患で,中年の女性に生じることが多い.指趾末端の難治性の無菌性膿疱が特徴である.病因は不明だが,限局型の膿疱性乾癬と考えられている.時に尋常性乾癬や汎発性膿疱性乾癬へ移行することもある.

【臨床症状】指趾末端に紅斑,腫脹を伴う難治性の無菌性膿疱を生じ,びらん,痂皮となる.慢性の経過をたどり,爪の変形や脱落をきたす.しばしば単指(趾)での外傷後に生じ,近位側

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