▼定義
全身性の免疫複合体性小型血管炎であり,触知可能な紫斑・関節症状・腹痛・腎病変を特徴とする〔第4章の→も参照〕.2012年のChapel Hill国際会議でHenoch-Schönlein紫斑病(HSP)から名称の変更が行われた.
▼病態
原因は不明であるが感染症や薬剤アレルギーをきっかけとした発症が多く,組織学的にはIgA沈着を特徴とする免疫複合体性血管炎である.
▼疫学
小児が約7割を占め,やや男性に多い.小児での年間発症率は1
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