基準値 1.0mg/gCr以下(Tf指数)
測定法 ラテックス凝集比濁法
検体量 早朝尿,随時尿2mL
日数 2~4日
目的 ①糖尿病性腎症の早期診断,②尿蛋白の選択性の判定
Decision Level
●上昇(基準上限以上)
[高頻度・可能性]糖尿病,ネフローゼ症候群(特に微小変化群),慢性腎炎,全身性エリテマトーデス(SLE),関節リウマチ,多発性骨髄腫,脳腫瘍,ウイルス性脳炎,尿路感染,尿細管障害,急性腎障害(acute kidney injury;AKI),βサラセミア,Fanconi症候群 [対策]血中Tfの測定,血糖,尿糖,尿蛋白,尿中微量アルブミン,尿中Ⅳ型コラーゲン,β2-ミクログロブリン,NAGなどの測定.Bence Jones蛋白の有無
●低下
臨床的意義は少ない
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
Tfは主に肝臓で産生され,鉄の貯蔵・運搬に関与するβ-グロブリン分画に属する鉄結合糖蛋
関連リンク
- 臨床検査データブック 2023-2024/アルブミン/グロブリン比(A/G比) [小]
- 臨床検査データブック 2023-2024/Fischer比《フィッシャー比》 [保]*
- 臨床検査データブック 2023-2024/血中総分枝鎖アミノ酸/チロシンモル比〔BTR〕 [保] 283点
- 臨床検査データブック 2023-2024/3-メチルヒスチジン〔3-MeHis〕 [保] 279点
- 臨床検査データブック 2023-2024/パラアミノ馬尿酸クリアランス《PAHクリアランス〔CPAH〕》 [保] 150点
- 臨床検査データブック 2023-2024/尿クレアチニン〔Cr〕 [保] 11点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/総鉄結合能〔TIBC〕,不飽和鉄結合能〔UIBC〕 [小][保] 11点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/血清β2-ミクログロブリン〔血清β2-m,血清BMG〕《血清β2-マイクログロブリン》 [保] 101点
- 臨床検査データブック 2023-2024/リポ蛋白分画 [保]*
- 新臨床内科学 第10版/1 腎機能の評価法