診療支援
検査

尿中硫酸抱合型胆汁酸〔USBA〕   57点
urinary total sulfated bile acids
木村 健二郎
(JCHO東京高輪病院名誉院長)

基準値

●成人:8μmol/gCr以下(クレアチニン1g当たり)(随時尿)

●東大における基準値(随時尿)を以下に示す

・男性:1.13~8.53μmol/gCr

・女性:1.51~12.23μmol/gCr


測定法 酵素法


検体量 随時尿1~2mL


日数 2~4日


目的 肝・胆道系疾患のスクリーニング


Decision Level

●10~20μmol/gCr(軽度上昇)

[高頻度]脂肪肝,慢性非活動性肝炎,急性肝炎回復期 [可能性]慢性活動性肝炎,肝癌,胆石 [対策]原疾患の診断と治療

●20~150μmol/gCr(中等度上昇)

[高頻度]慢性活動性肝炎,肝硬変,急性肝炎極期,胆汁うっ滞,肝癌 [可能性]慢性非活動性肝炎 [対策]原疾患の診断と治療,超音波による胆道系の診断,必要に応じて肝生検

●150μmol/gCr以上(高度上昇)

[高頻度]急性肝炎極期,胆汁うっ滞 [可能性]肝硬変非代償期 [対策]原疾患の

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