診療支援
検査

フリーテストステロン《遊離テストステロン》   159点(包)
free testosterone
飯高 誠
(医療法人社団甲誠会飯髙医院理事長)
片山 茂裕
(埼玉医科大学かわごえクリニック客員教授)

基準値 年齢とともに漸減する.表89を参照.


測定法 RIA


検体量 血清0.3mL


日数 2~5日


目的 性腺,副腎機能の評価


Decision Level

■成人男性

●基準値以上(高値)

[可能性]男性ホルモン産生腫瘍(性腺および副腎),先天性副腎皮質過形成,甲状腺機能亢進症,薬剤投与(テストステロン製剤など) [対策]性腺および副腎の画像診断

●基準値以下(低値)

[可能性]原発性および二次性性腺機能低下症,加齢性腺機能低下症(late onset hypogonadism;LOH症候群),高齢者,思春期遅延,停留精巣(睾丸),精索静脈瘤,陰嚢内病変,エストロゲンないしプロラクチン産生腫瘍,肝硬変,薬剤投与(各種ホルモン剤など) [対策]ゴナドトロピン測定,ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG),性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)負荷試験,染色体検査など

■成人女性

●基準値以上(高値)

[可能性]多嚢

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