基準値 11~16%
測定法 酵素法
検体量 血清または血漿で約0.5mL
日数 1~3日
目的 血糖コントロール状態の評価
Decision Level
●11%以下(低値)
[高頻度]血中アルブミン半減期の短縮(甲状腺機能亢進症,ネフローゼ症候群,高度熱傷など) [対策]上記疾患の鑑別,他の血糖コントロール指標との比較
●16%以上(高値)
[高頻度]糖尿病,血中アルブミン半減期の延長(甲状腺機能低下症,肝硬変など) [対策]上記疾患の鑑別,糖尿病の血糖コントロール,他の血糖コントロール指標との比較
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
GAは,アルブミンとグルコースが非酵素的糖化反応(メイラード反応)によって結合して形成するケトアミン(アマドリ化合物)である.この反応は,グルコース濃度および反応時間に依存しており,直前の17日間の血糖値が約50%,その前の17日間が25%,それ以前の血糖値が残りの25%に
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