診療支援
検査

ペントシジン〔Pent〕   118点
pentosidine
宮田 敏男
(東北大学大学院教授・医学系研究科分子病態治療学)

基準値 0.02~0.04μg/mL


測定法 HPLC法


検体量 血清または血漿300μL


日数 1~2日


目的 糖化および酸化の総合的指標


Decision Level

●0.12μg/mL程度以上(高度増加)

[高頻度]腎不全,グリオキシラーゼⅠ欠損症,一部の統合失調症 [対策]腎機能,赤血球中グリオキシラーゼ活性,統合失調症の有無の確認

●0.04~0.12μg/mL程度(軽度増加)

[高頻度]糖尿病,グリオキシラーゼⅠ欠損症,一部の統合失調症,関節リウマチなどの炎症性疾患 [対策]血糖値,赤血球中グリオキシラーゼ活性,統合失調症の有無,炎症マーカー値の確認


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 ペントシジンは糖化最終産物(advanced glycation end products;AGEs)の一種であり,高血糖,腎機能低下時や酸化ストレス下において,糖(脂質)から変化したカルボニル化合物と生体蛋白と

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