基準値 4,000~8,000/μL(静脈血)
共用基準範囲 3.3~8.6×103/μL
パニック値 1,500/μL以下,20,000/μL以上
パニック値とその原因病態・危険病態表
測定法 自動血球計数器,視算法
検体量 血液2mL(抗凝固剤はEDTA)
日数 1日
目的 感染症を含む炎症や血液疾患の診断と経過観察
Decision Level
WBCの異常を認めた場合,必ず白血球分類を行い,増加あるいは減少している白血球の種類を同定する.増加あるいは減少している白血球の種類が明らかになれば,診断の幅がより狭くなる.以下に,WBCの増減をきたす疾患をあげるが,WBCのみでは確定診断は困難である
●30,000/μL以上(高度増加)
[高頻度]白血病,骨髄増殖性疾患,重篤な感染症(粟粒結核,敗血症),悪性腫瘍の全身散布転移 [対策]骨髄検査などによる原因検索とそれに対する治療を行う
NOTE 骨髄増殖性疾患
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