診療支援
検査

フィブリノゲン   23点
★★★
fibrinogen
橋口 照人
(鹿児島大学大学院教授・血管代謝病態解析学分野)

基準値 200~400mg/dL


測定法 Clauss法


検体量 血漿0.4mL(クエン酸加)


日数 即日


目的 出血,血栓,DIC,感染症,悪性腫瘍,重症肝障害,炎症,膠原病などの病態把握


Decision Level

●100mg/dL以下(高度減少)

[高頻度]DIC,急性肝不全,非代償性肝硬変 [可能性]無フィブリノゲン血症,低フィブリノゲン血症,異常フィブリノゲン血症,L-アスパラギナーゼ投与,バトロキソビン投与 [対策]原疾患の診断と治療.フィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP),トロンビン・アンチトロンビン複合体(TAT),プラスミン・α2-プラスミンインヒビター複合体(PPIC),血小板数,プロトロンビン時間(PT)などの測定.血漿輸注の考慮

●100~200mg/dL(減少)

[高頻度]DIC,肝硬変,肝癌 [可能性]急性肝炎,ウロキナーゼ投与,組織プラスミノゲンアクチベータ(t-PA

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