診療支援
検査

免疫グロブリンG〔IgG〕   38点
★★
immunoglobulin G
廣村 桂樹
(群馬大学大学院教授・腎臓・リウマチ内科学)

基準値 870~1,700mg/dL

共用基準範囲 861~1,747mg/dL


測定法 免疫比濁法(TIA法)


検体量 血清0.4mL


日数 2~4日


目的 液性免疫の異常の判定


Decision Level

●200mg/dL以下(高度減少)

[高頻度]原発性免疫不全症候群(X連鎖無γ-グロブリン血症,高IgM症候群,分類不能型免疫不全症など) [可能性]IgG型以外の多発性骨髄腫 [対策]他の免疫グロブリンやT細胞・B細胞数を測定し原発性免疫不全症候群の鑑別診断

●200~870mg/dL(軽度~中等度減少)

[高頻度]ステロイド,免疫抑制薬の投与,放射線照射,ネフローゼ症候群,蛋白漏出性胃腸症,低栄養 [可能性]原発性免疫不全症候群(分類不能型免疫不全症,重症複合型免疫不全症,Wiskott-Aldrich症候群, Good症候群,DiGeorge症候群,アデノシンデアミナーゼ欠損症など),リンパ系腫

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