診療支援
検査

鳥特異的IgG抗体   873点
bird-specific IgG antibody
久田 剛志
(群馬大学大学院保健学研究科教授)

基準値 表117に示す


測定法 EIA法


検体量 血清0.5mL


日数 3~9日


目的 鳥関連過敏性肺炎の診断補助


Decision Level

[可能性]鳥関連過敏性肺炎.2020年に発表された国際的診療ガイドライン(ATS/JRS/ALATの3学会合同)「Diagnosis of Hypersensitivity Pneumonitis in Adults」においても,推奨度は低いものの原因抗原検索およびその曝露評価の手段として血清lgG検査の実施が提案されている.免疫学的所見に含まれる抗原に対する特異抗体の陽性反応は,疾患の原因抗原を特定するうえで重要である [対策]過敏性肺炎の診断には,臨床像,発症環境,免疫学的所見,吸入誘発試験,病理学的所見からなる診断基準が示されているため,総合的に判断することが必要である


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 過敏性肺炎は,特定の抗原に継続的に曝露すること

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?