診療支援
検査

抗Sm抗体   151点(包)
anti-Sm antibody
横田 和浩
(埼玉医科大学准教授・リウマチ膠原病科)
三村 俊英
(埼玉医科大学教授・リウマチ膠原病科)

基準値

・定性(二重免疫拡散:DID法):陰性

・定量(ELISA法):陰性(7.0index未満),判定保留(7.0~29.9index)


測定法 DID法,ELISA法


検体量 血清0.3~0.5mL


日数 4~6日


目的 全身性エリテマトーデス(SLE)の診断と病型の把握


Decision Level

●陽性(定量法で30.0index以上)

[高頻度]SLE [可能性]混合性結合組織病,重複症候群,Sjögren症候群,全身性硬化症,関節リウマチなど [対策]よりSLEの感度の高い抗ds-DNA IgG抗体とSLEの病勢を反映する補体価,免疫複合体を測定する


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 細胞核内にある核内低分子リボ核蛋白(small nuclear ribonucleoprotein)のうち,U1,U2,U4/6,U5-RNPと反応する自己抗体である.抗核抗体の染色型は斑紋型 (speckle

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?