診療支援
検査

抗壁細胞抗体《抗胃壁細胞抗体》
anti-parietal cell antibody《anti-gastric parietal cell antibody》
吉田 佳弘
(日本赤十字社小川赤十字病院リウマチ科部長)
三村 俊英
(埼玉医科大学教授・リウマチ膠原病科)

基準値 陰性(10倍未満)


測定法 蛍光抗体法


検体量 血清1mL


日数 2~4日


目的 悪性貧血の診断の一助


Decision Level

●陽性

[高頻度]悪性貧血 [可能性]萎縮性胃炎,胃体部潰瘍,胃癌,橋本病,膠原病〔全身性エリテマトーデス(SLE),Sjögren症候群など〕,糖尿病,肝疾患など [対策]診断(上部消化管内視鏡,血液検査,抗内因子抗体,他の自己抗体,甲状腺機能など)と原疾患の治療


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 胃粘膜に存在する壁細胞のH,K-

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