基準値 陰性(検査対象検体から,目的の核酸が検出されなかったことを示す)
測定法 抗酸菌遺伝子検査は,①検査材料より目的遺伝子を増幅し検出する方法,②分離菌を対象に目的遺伝子を増幅し検出する方法がある.目的遺伝子として,菌種同定に関わる遺伝子,薬剤耐性に関わる遺伝子を検出する試薬が市販されている(表157図)(使用機器の詳細は検査室に要問い合わせ).薬剤耐性遺伝子の詳細は別項を参照
■臨床での使用方法
●診断時 3日間の塗抹検査および培養検査に加え,核酸増幅法による検査を1回保険診療で実施可能である.喀痰塗抹検査陽性の際,結核菌か非結核性抗酸菌かの鑑別が早急に可能である
●治療中のフォローアップ 核酸増幅法を治療中の患者の経過判定に使用しない.入院患者の退院時期は,塗抹検査と小川培地による培養検査で判断する
●M. aviumおよびM. intracellulareの場合 現在市販されている検出キッ
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